正面が男性用数珠22珠、右手が男女兼用、左手が女性用の沈香の片手数珠になります。
9月から値上がりということは知っていましたが、今日知ったところでは現物がなくなり次第廃盤とのこと。既に以前からカシャヤで取り扱っている108珠の数珠も、尺珠、尺二、尺四、尺七の数珠も同じです。
ご興味をお持ちの方はなるべく早くご連絡下さいませ。
確保していきます。
インドネシア産沈香に沈香の精油が塗布されていて常温でも濃い香りを楽しむことができます。私はネックレスのように100個繋げて掛けているのですが、この暑さの中香りの中を私が漂っているようです。
沈香は大きくわけて、インドネシア、マレーシアなどを産地とするタニ沈香と呼ばれる辛味系(すっきりした薫り)、ベトナム、タイ、カンボジアなどを産地とするシャム沈香と呼ばれる甘味系があります。ジンチョウゲ科アキラリア属などの数種類の樹が、身を守るために出す樹脂です。全ての樹から採れるものではありません。
近年伐採などで産出量が減ったのに加え、石油産出国や中国からの需要も増え確実に手にはいらなくなってきています。
永い歴史の中で扱われていた沈香がなくなっていく、そのことをどう捉えるか。
物質的なものはすべて有限であることを教えてくれます。
沈香は健康な樹からは採れず、樹に傷や異物が入った時そのダメージを抑えるために樹脂をだします。下の写真はベトナム戦争時ナパーム弾(鉛が溶けたもの)が樹にあたり、歳月を経て大きく沈香がとりまいているものです。
(乳香や安息香、没薬のように樹脂だけが傷口からでてくるのと違い、樹の繊維の間に油分が固まってきます。)

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