ブラジル産とてもクリアな水晶のペンジュラムです。露型はペンダントとしてお使い頂いてもいいかもしれません。
ここ2日間読んでいたのが、「光源氏が愛した王朝ブランド品」角川選書、河添房江著。
お香、紙、毛皮、陶磁器、ガラス、衣装、ペットと舶来品が登場します。お香の記述は今まで色々目にしてきたものですが、薫物(今でいう練香です)を入れたガラス器の記述が目をひきます。黒方と梅香の薫物を紺瑠璃と白瑠璃の杯にいれ、沈の箱にいれる。
この杯はどこのガラスなのか・・・。当時は中国製の色鮮やかな小振りのガラスと、蕃瑠璃と呼ばれる大型のイスラム・グラスが日本に入ってきていたそうです。
イスラム・グラスは、アラビアから中国に目薬や薔薇水が輸入される際その容器としてもたらされ、その瑠璃の空き瓶や壺が日宋貿易によって更に日本にもたらされていたなんて、どきどきしてしまいます。この件では中国製ガラスではないかと推察されています。当時、瑠璃壺やその他のガラス製品は薫物や黄金を贈るときの欠かせぬ容器だったそうです。なんておしゃれなんでしょう。
自分でつくった練香をプレゼントする際、香合も和の陶磁器だけにしばられることもありませんね。

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