やっと手に入れました。
訶梨勒の実、訶子です。古くから咳止め、駆風の生薬として使われています。
室町時代頃からこの訶子を袋にいれて床の間などに飾るようになったと言われています。
現在、訶梨勒というと飾り用の掛香をさします。12ヶ月を表す12種類の香薬をいれて香りをつくる。訶子、龍脳、沈香、白芷、薫陸、藿香、貝香、甘松、大茴香、丁子、白檀、安息香。
訶子と白芷以外は普段のお香作りでおなじみですが、どのくらいの調合なのか見当もつきません。
お正月に飾りたいと思いつつ、いまだ全て原料のまま手元にある状態です。来年のお正月までに香りが完成できればと思っています。
訶子はちょっと甘さとスパイス・酸味のある香りで、私の中では今は余りみかけない(?)某社のコーヒーキャンディーの香りのイメージがついてしまいました。甘酸っぱさが印象的、花の蕾の香りのようでもあります。
白芷は辛い。この2種類を薄い紙袋にいれたまま部屋に置いたことを忘れて帰宅した時には「零陸香置きっぱなしだったかしら」と思ったほどでした。
というのは、あくまでの私の印象ですので。

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8件のコメント

  1. こんばんは。
    お香の名前は難しい漢字が多いですね~。でも、12ヶ月を12種類の香薬で表すなんてステキ。どんな香りがするのでしょう?

  2. 個性的な香りが集まって絶妙な濃厚な香りになることでしょう。どの位の配分なのか・・・。是非一度遊びにいらして下さいね。
    レス遅くなってしまいました。ごめんなさい。

  3. 訶梨勒というのは、こんな実だったんですね。
    しかし、アニスとかカルダモンと書くのと漢字で書くのとは雰囲気がちがうんですね。
    和風すぎない掛け香?の入れ物にして、飾りたいです。

  4. そうなの。訶梨勒の実をイメージして作られた入れ物(掛香用)が先行していて、驚きですよね。香料の道がシルクロードを渡ったように、中国名の姿にその歴史が感じられて美しいです。

  5. 人にいただいた香袋の香がなんだかイマイチなんです。前に澪さんにいただいたのはとても好きだったのに。
    これはやっぱり少しは勉強しないとダメかも?!
    どこかで教える予定とかあったら教えてください。

  6. 一般の香袋は合成香料を使っているのが殆どです。講座は自宅で行っていますので、梢さんのご都合の良い時にいつでもどうぞ。香袋作りでその原料の説明の他2作品を作ります。1作品でも市販のものが5つ位とれますのでお友達に差し上げたりと楽しめますよ。
    お待ちしております。その他、2月13日より横浜高島屋の健康フェアにて体験教室を行います。

  7. 合成香料なんですか。そういえばそんな感じかも。
    ご自宅で教えていただけるんですね。ぜひお伺いしたいです♪
    ご帰国されたら、日程等ご都合を教えてくださいね。

  8. そうなのです。例えば天然香料の香りがしていたとしても、1年そのまま置いておくと合成香料の香りのみしかしません。それもはっきりと濃い香りです。
    了解です。またお会いできるの楽しみです。
    ありがとうございます。

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