ブラジル産クォーツインクォーツのペンダントです。中には細いルチルも入っていて、厚みのあるその様は天体のようです。
気になるクリスタルを持って眠りにつく。以前は朝起きるとどこかへ行ってしまい、ベッドの中をあわてて捜索していたのですが、ここ数ヶ月はずっと手の中に入ったまま目が覚めます。強く握り締めるでもなく、手の中にあったクリスタルを枕元に置いて一日が始まる。
そんな日々だったのに、気がつくとブランドバーク産のアメシストツインがない・・・。
晩秋から添い寝のお気に入りだったのに・・・きっと寝ている間手離したに違いないと、ベッド周りを捜索。布団もベッドの下に溜まった書籍もぜーんぶ廊下に出して掃除してもない・・・。あのツインにプレゼントを貰ったと感じているのに感謝もせずみつからないのはつらい。捜索2日目に(捜索に入る前数日あったので)半ばというか完璧にあきらめる気になった。(その前の失くし物で執着しないと誓ったので。)あきらめ、机に向った途端ペンを机と本棚の隙間に落とした。5cm位の隙間を覗くとそこにツインがいたのです。隙間にはメモ帳なども落ちていて丁度その上に落ちたようで無傷でした。
どうして?ある日机の上の携帯の目覚ましを止めようと握ったままここまできたのかしら?でも、そんな理由なんてどうでもいいし、そこに意味はない。
ああ、やはり自分の頭では限界がある。
手放せば、流れるように入ってくる情報。

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