昨日9月26日は、本草薬膳研究会様に招かれ「お香の歴史と匂い袋づくり」の講座をさせて頂きました。生薬についてはご専門家の先生ばかりで、私の方が教えて頂くことが多いかと思いご縁を頂いたことに感謝申し上げます。
同じものでも、普段とみつめる側面が違うと新鮮に感じられる…面白いです。
歴史の中で、沈香や伽羅を手にしていたのが、限られた一部の人達だけ…今のように誰でも手に入るわけではなかったと、話ながら、現在香木を買うことは可能だけれど、練香やお香の中で「沈香や伽羅の薫り」が入っていると思われて購入していても、実際はその薫りではない。やはり一部の限られた人のみのもののままだと、気づきました。
話は違いますが、自宅にいらしていた受講生の方が「作った練香に雑味があるでしょ」と以前仰っていました。
彼女の普段聞いていたのはお香屋さんで購入した練香。沈香調合の深みがあるかどうか。それが物差しになって、本物の原料の合わせた深みが雑味になってしまうのかとかわいそうに思いました。思いこみや最初に作ったものさしが邪魔をすることがあります。何より無心にならないと勿体ないですね。

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2件のコメント

  1. 最後のところ、少し残念でしたね^^;
    わたしは初っ端がサラーム先生のとこだったので、むしろ他のとこ行って「変なにおい」って思っちゃいます。
    最初って本当に基準になりますよね。

  2. chickiさま
    いつもコメントありがとうございます。
    本当に、何でも最初が基準になってしまいますし、それを変えるのはハートなのだけど頭が邪魔する。 本物の薫りを作っていきましょう!!

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