レピドクロサイト入り水晶原石のポイントのペンダント。
ハーキマーもそうですが、原石を活かそうとどうしても装飾を抑えてしまいます。
台風が去ってから金木犀が満開になりました。
道を歩いていても、車で窓を開けて走っていても金木犀の香りで満たされます。
近頃、何故中国茶の評茶を?とよく訊ねられるので、この場で書きますね。
金木犀の香りがきっかけだったのです。
元々中国茶は好きで(カシャヤにお見えになられた方は必ず中国茶を召し上がったことがあるはず)、数年前杭州に行った時は山ほど龍井茶を買い込み、昨年の台湾でも東方美人茶、凍頂烏龍、阿里山烏龍、木柵烏龍、と買い込み、先般の中国でも試飲しては色々購入して楽しんでいたのですが、8月のプロ養成集中講座で初めて鳳凰単叢に出会いました。烏龍茶(青茶)の一種です。桂花(金木犀)等の花の香りや果物の香り、桂皮の香りのものなどがあります。しかし、これらの香りは例えばジャスミン茶のように花などの香りを茶葉に吸収させて香りをつけたフレーバーものではなく、茶葉そのものが香るのです。お茶を淹れた後の聞香杯で香りを感じるのはもちろん、何より飲んだ後の余韻、喉から感じる戻り香がすばらしい・・・!最初に飲んだ時には驚き、2回目には余りに素晴らしくて、感動が渦になって泣けてきました。
イラン製の薔薇水を飲んでは薔薇の戻り香を楽しんでもいましたが、純粋な茶葉から金木犀や梔子の香り!なんて神様は万能なのでしょう!!
味もコクはあるのに舌にはさっぱりというか清涼感というか、余分なものがない。神々の飲み物、甘露とはこれのことだと思ってしまうほど、やられてしまいました。
それでもっと色々知りたくなって評茶を学ぼうと思った次第。ただ茶葉の品質を評価していく評茶と直接的には結びついてはいないですけれど。
書物も読んでいると、中国の古くは庶民の飲んでいた緑茶が良品ではなかったため塩や花、龍脳をいれて飲んでいたという記述などもあり、お香との関係もでてきて嬉しくなります。
ということで、11月下旬には杭州にて評茶員の国家試験を受けることに致しました。
宣言するからにはこれから用語など覚えこんでいきます。
お香