桜花のようなアーモンドの花が満開でした。ピンク色の花の実は苦く、白色の花の実は甘いとのことでした。
スーク(市場)のドライフルーツ屋さんでは、デーツ(なつめやし)をはじめ、プラム、杏、アーモンド、胡桃、干し葡萄などたくさん。オリーブの実はオリーブの専門店。
車窓からはコルクの樹、葡萄畑、プラムの樹は赤っぽく、くるみの樹は白っぽく、オリーブの樹や香りがないという白檀の樹、サボテン、椰子、小麦など、荒れた地という印象からかけ離れた緑の大地でした。数多くのダムがあり水は確保されていました。
オアシスというと、砂漠の中に突然と存在するようなイメージですが、実際は川沿いに緑・椰子の樹など茂っていてそれをオアシスというそう。
モロッコからメッカへの巡礼に行く際にはそのオアシスづたいに徒歩で行っていたとか。
葡萄畑の近辺では街道沿いに松ぼっくりのような型が置いてあって、それは「トリュフあります」の合図。道路に店を構えると違反なのでそれを使っているそうです。あと、街道沿いには蜂蜜ありますの合図もありました。
ローズ製品の店でみつけたスイートアーモンドオイル。
これが、スイートアーモンドなのにアプリコットオイルのように杏仁豆腐の甘い香りがします!実際、日本で販売されているアプリコットオイルはその製作過程でシアン化合物の問題で、アプリコットではなくチェリーで代用されていたりする。アプリコットオイルで本当に杏仁豆腐の香りのするものは今までで岡田社長のところのシアンフリーのものしか知りませんでした。これはスイートアーモンドなのにその香り。植物油辞典で調べると化学上はピーチカーネルやアプリコットカーネル、ヘーゼルナッツとよく似ていて識別するのは容易なことではなく、未精製油では甘い香りとある。岡田社長には、「アーモンドとアプリコットと一緒に絞っちゃったんじゃない?」と一言。これが一番興味深いと仰られました。
帰国してみるとこれを包んでいたレジ袋の中には大匙1杯分位漏れていて、袋の中で杏仁の香りがはじけています。もったいないので、早速ヘアパックに使用しました。しっとり感と香りが絶妙な幸福感をよびます。