先日のお台場の夕空
大学部3年の1年間だけ演劇科の授業を取ったことがある。長岡輝子先生の「朗読」。受講生が多かったので何ヶ月かに1度だけ先生や皆の前で自分が好きな本を朗読する。
感情移入すると云っても無理があって、思い込みや技巧的なあざとさ等悉くだめだしされ、最後は本当に自然体で読むだけになる。当時はそれだけでは物足りなく思ったりもしたが、その中にある美しさを見出して下さっていたのだ。
他の生徒の朗読を聞いている時もしかり。
お蔭で、普段の会話でも映画や舞台でも感情が伴っていないと耳障りが悪いと感じてしまう。
先生のご冥福をお祈り申し上げます。
ヒーリング