アッラーに近づくと薔薇の香りがしてくる。
エルフードからカスバ街道を西へワルザザードへ向かう途中に、バラの谷と呼ばれる町エル・ケラア・ムグナがあります。フランスから香料関係者が買いに来るそうです。バスではすぐ通り過ぎてしまうほど小さな街だけれど、商店の中がのきなみピンク色。ローズ製品のボトルが並べられていました。
立ち寄ったのはもう完全に町を過ぎたところの休憩所の店。ポプリ用のローズは一袋50ディルハム(約580円位)。確かにピンク色の香りたつRosa damascena。
あとは、ローズオイル、芳香蒸留水(蒸留して精油を作る際に副産物としてできる水、水溶性成分が入っている)、クリーム、石鹸などの商品。
ローズオイルはドロッパー瓶などではなくてロールオンタイプの瓶で直接塗るとのこと。香りも自然だったのでとりあえず5本パックのものをひとつ購入(1本100ディルハム)、芳香蒸留水はいまいちRosa damascenaで感じる香りがたってないようだったけれど購入しました。
帰国後、NARDの大師匠岡田社長の所へお披露目に伺い、そこでこの芳香蒸留水はRosa damascenaだけではなく赤・白など入れて蒸留しているのじゃないかとの感想を頂きました。
なるほど、確かにガイドさんも季節にはピンクだけではなく、赤・白の薔薇も咲いていると言っていました。圧倒的なローズの香りというわけではないけれどどんなものか使ってみようと思います。
ロールオンの瓶は予想どおり、トランクの中でかなり漏れてしまいました。観光客に購入してもらうのであれば、容器には一考してほしいものです。(泣)

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