約24mmのハーキマー・ダイヤモンド(水晶)をペンダントにしました。
昨夜はNHKの番組「ワンダー×ワンダー 驚異の結晶洞窟」を見ていました。”巨大宝石”とは、10m以上の石膏(Gypsum)の結晶群でした。セレナイトという方が馴染みがありますでしょうか。双晶が重なったフィッシュテール・セレナイトの巨大なものがたくさん!!
メキシコ・ナイカの銀山の地下300mから巨大な石膏の森が発見されたということで探検家が調査されていたのですが、あまりの大きさによってまるでミクロの決死隊のように見えます。
銀山の坑道から偶然発見された結晶の森(160本以上)は、マグマから近いため45℃で湿度100%の洞窟。冷却スーツを着て冷却酸素を吸っても1時間しかいられず、眼を冷却酸素で冷やさないと火傷してしまう過酷な地底。そこでは地下水に石膏の成分が含まれ1年で0.02mm成長する。10mの大きさになるのに50万年かかる計算です。銀の採掘のため地下水を排水していることにより結晶が現れたそうです。
決定している銀山の閉山により10年後には排水が止められ、また結晶は地下水に沈む。
そして、またゆっくりと結晶は時を刻んで成長していくのでしょう。
私達の時間は地球の営みの中では瞬きのような時間。
そんな一瞬の間に、石たちを所有するなんて何かおこがましい。
本当に愛おしい石たちに感謝しています。

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