マダガスカル産キャンドルクォーツクラスターの上に乗せたら、きれいな色になりました。(網戸が頂けないけれど)
銀座松屋で星野道夫さんの写真展があります。
松屋での写真展は02年か03年にもありましたが、写真集とは違う大きな写真の前で、何時間も過ごしました。
神の視線で動物を、自然を見ていると、星野さんの写真を見ていつも感じます。
大きな包み込むような慈愛。
同じように動物の写真を撮っていても、科学者の視線だったり、友達の視線だったりと皆、対象物に愛を感じていても、写真にははっきりとその差がでてきます。
同じ対象物を見ていても、自分以外の他人にはどのように映っているのだろうか、気になるところではないでしょうか。
写真を見ることは、撮影者の目、意識を感じること。
とても嬉しい反面、自分の写真をどう感じられるか怖いところでもあります。
もう11年前になりますが、彼が亡くなって葬儀の際にお母様が思い出のものとして2枚の写真を選び、皆に配りました。1枚は彼が高校時代に撮った写真(写真部だったので)、もう1枚は、一寸浅井慎平系の水の入ったグラスとテーブルクロスの写った写真。「海は写っていないけれど、息子の大好きな海が感じられるから」との事。実はその写真はデートの時に私が撮りプリントを彼にあげたもの。でも、彼が撮ったと思える位同じ視線を身近な人に感じてもらえたなんて、嬉しかったです。
それ以来、そのネガは私の書類入れの中で眠り続けています。

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