人形が欲しいの?
どの写真も着飾ったチワワちゃん、 でもその表情は苦しそう。
私のお香のサイトに、「サシェを作ってほしい」と依頼がきました。
亡くなって3年経つチワワの羊毛人形を手に入れたので、そのケースに香りを入れたいとの事。
そのチワワの雰囲気を掴んでほしいと、生前と亡くなった時の沢山の写真が送られてきました。
どの写真もキレイな格好して、お澄まししてカメラ目線。
フムフムと見ていたらやっぱり、
苦しそうというか、しんどい表情。飼い主の要求に応えているけどいつやめてくれるのだろうといった感情が写真から伝わるものが数枚ありました。
飼い主なのに、亡くなって3年経つけれど悲しくて泣き続きているのに、この表情がわからないの?
きれいな格好させて、SNSに載せることが好きなの?
いいね、してもらって、自慢して。
大好きな犬の外側だけで、感情を読み取ってあげていない。
だから、2歳になる前に、彼はもう生きていなくていいと思ったんだね。
そのチワワちゃんが余りにかわいそうに感じて、「写真を撮ったのは症状がでてからですか?」と問うたら、
「この病気は発症したら一週間持ちません。そんなこというなんて、ひどい。心を傷つけられました」と言ってこられました。
私も自分が感じたことを言おうか迷い、結局言いませんでしたが、いや~、自分が傷つけられた(それで何故傷ついたのかわかりません)ことには恐ろしいほどのパワーで、愛しているチワワちゃんが傷ついているとは微塵も思っていないことに、私はまたびっくりしました。
チワワちゃんはお空で、生きている時より心穏やかでいることを確信します。
外側だけだったら人形と同じ。
何もその子でなくていい。
きれいな格好させて写真とって満足、それって愛情?
相手の本質と向き合えるようになりませんか。
(写真は昨年亡くなった最愛のナナが外猫生活を行っていた2012年当時のもの)