沈香の姿、山ともいいます。もちろん削って焚くこともできますが、形がよいのでこのまま観賞用に置いてもいいです。
左側、天使が羽をひろげたようなのは、300g、沈香の品名ではM-1といいマレイシア産のもの、辛味、甘みが程よく感じられます。 M-1は薫りのバランスがよくて安定しているように私は感じます。
右側、鶴が首を伸ばしているようなのは、150g、781121なので、インドネシア産のもの、強い辛味があり甘みも少し感じられます。きりっとした薫りが私は好きです。
どちらも写真を見ると大きく感じますが、重さからいっても小型なので、お部屋に置き易いと思います。
沈香の樹というものがあるのではなく、ジンチョウゲ科の何種類かの常緑高木に油脂が凝着し、その凝着した油脂の部分を沈香といいます。
ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシアなどが産地で、産地により薫りに差があります。もちろん、個体づつ違って全く同じというものはありません。
その薫りの違いがあるからこそ、香道で薫りを聞き分けていきますし、私達もその薫り違いを楽しめます。
伽羅は、沈香の最高級のもの、五味つまり、甘味、辛味、酸味、苦味、塩味を兼ね備えています。

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