11月4・5日と京都に行ってきました。
たまたま日程が空いていたのと奈良でのリベンジ(天平茶と正倉院展に思いがあったので)を思い立ち。
一日は京都を巡ろうと思い、大好きな青蓮院門跡へ。入り口で「堀川」香りの洗礼。玄関も廊下も窓を開け放しているのに強い香りがこもる。くさっと息を止めてそのエリアを過ぎる。息堪えは90秒位。昔もこんなに嫌に感じたかしら。懐かしいと思える場所なのにとても残念でした。
そして、夜はお香の大師匠がたまたま京都でお仕事をしてらしてお食事に誘って頂き老舗へ。そこも玄関で「堀川」、息を止める。その後、舞妓さんに来てもらうお茶屋さん(というのかしら?)に。玄関で「堀川」座敷に通されて「堀川」お手洗いで「堀川」逃げる場所がない(笑)。ここまで来ると既にこめかみが痛い。了解を得て大師匠が懐から伽羅の線香を出して焚く。静寂。けれど数分後から座敷に染み付いた堀川が襲ってくる。髪にもウールのカーディガンにも薫りが染み付き、ホテルに戻った時には頭痛のピーク。完全に倒れました。翌日、ケロリンを飲んでも改善されず奈良に行く元気が消えて、曼殊院門跡へ。そこで一寸休んで甘味処へそしてそこも「堀川」。
香木の香りの感じられないこの強い香りがおもてなしなのでしょうか。香りの暴力としてしか受け止められませんでした。百歩譲って堀川を焚くなら、そこはかとなく漂う位、一週間に1本程度にしてほしいものです。それでも充分残り香を楽しめます。
京都の香りで思い浮かぶのは俵屋旅館の石鹸。で、三条でバスを降り買いに行きました。華やかだけどシック。品格があります。ほっとひといき。

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