先週のメールレターで少し書きましたが、ダニエル・ボンドが心の傷が反応し、反射し愛する人を拒絶しました。

自分の心の痛みに反応してしまう

6代目ジェームス・ボンド。

ダニエル・クレイグのボンドは、歴代と異なり、若き日から亡くなる日まで時系列で5作品が続きます。

ただのアクションではなく、人間として描かれています。

「信じること」がテーマ。

1作目「OO7カジノロワイヤル」でそれまでは既婚者としか恋愛をしない、心を隠していた彼が、諜報部員を辞めて一緒に居たいと思える初めて愛した女性ヴェスパーが登場。しかし、終盤に彼女が組織の一味で自分を裏切ったとショックを受けるボンド。（実はボンドを助けるために行った行動なのですが）

ずっと、彼はその心の傷を引きづり、彼女を殺した首謀者に復讐をする2作目。

最後の作品である5作目「OO7ノー・タイム・トゥ・ダイ」でボンドは、敵の娘であるマドレーヌと二人で平穏な日々を過ごしたいと思い、ヴェスパーの墓に出向き過去と決別しようとしました。その後敵に狙われ始め、マドレーヌに敵から電話がかかり、マドレーヌは否定するものの、ボンドは彼女を疑い、別れてしまいます。

この行動。

「裏切られた」その思いでいっぱいの彼は、マドレーヌの「信じて」という言葉に耳を貸しません。

彼の反応は、既に彼女個人を見ずに、心の傷の痛みに反応してしまっているのです。

彼の心の傷が癒えていれば、彼女を信じて、2人で（実は3人）最良の道、幸せを得られたのに。

彼女を見ずに、自分自身の心の傷にフォーカスしてしまった。

あなたは相手ではなく、自分の心の痛みに反応して、間違った決断をしてしまったことはありませんか？

勿体ない。

でも、私たちが普段の浅いハートに意識を置いていたら、気が付かずにこんな行動をとってしまっているのです。

覚醒、悟れば、心の傷にフォーカスせず、全体を見渡せて、最良の道を選べるのです。

SUFIメソッドで確実に覚醒します。