アッサラームアライクム。
G.W.真っ最中ですが、如何お過ごしでしょうか。
過去を悔やむ
母の従姉(90代半ば)から、お節句のお饅頭を作らないかと誘われ、本日、作りに行ってきました。
東京大空襲サバイバーで、毎日新聞を読み、政治評論好き、裁縫もお料理も一人でなんでもして、気前よく、周囲の人のお世話もいとわない人です。
歯に衣着せぬ物言いが、私には心地よく、仲良しが皆亡くなって、友達がいなくなったと嘆いているので、最近はよく顔をだしています。
今日も色々話しているうちに、過去の話になりました。
彼女が10代だった時に親戚に、20代だった時に職場で、真心こもった親切を受けたのに、あの時の自分はしっかりと御礼を言っていなかったと、悔やむのです。もう皆鬼籍に入っているから叶わないけれど、戻れたらちゃんと御礼を言いたいと。
お寺もわからないから、お墓に行っとて手をあわすこともできない、申し訳ないと。
70~80年以上前のこと。それが心の痛みになっているのです。
私は伯母(母の従姉は何と呼ぶのかわからないので、とりあえずこの呼称で)に、言いました。
その時親切にしてくれた人たちは、まだ若い人の御礼なんて期待していないし、見返りを求める人たちではないし、全く気にしていなかったと思う。
その人達が親切にしてくれた分以上に、伯母さんは長い間、お友達や近所の人、大勢に親切にしてきたでしょう。だから、その分の借りは返しているよ。
寺院に行かなくても、心の奥深くでしっかり親切にしてくれた人に感謝をすれば、気持ちは届いてるから。
そう伝えたら、
そうだよね。そうだよね。
と、自分を落ち着かせるように、返事をされました。
もちろん、彼女に安らぎのエネルギーも送りました。
私自身も、同じような思いがでてくることがあります。
その時は、ハートの奥でしっかり伝わったと感じるまで、感謝の意を念じます。
皆様に平安が訪れますように。
サラーム